新潟県加茂市で6月30日、新潟大学と新潟経営大学の学生、加茂商工会議所青年部や市民による加茂のまち歩きオリエンテーリングと交流会ディスカッションが行われた。
新潟大学から地域と連携して取り組むプロジェクト「ダブルホーム」のうち加茂市で活動する「Kホーム」の学生17人、新潟経営大学から横山ゼミや中島ゼミの17人、加茂商議所青年部から12人、ほかに市民や特別ゲストに藤田明美加茂市長や滝沢市議会議長など48人が参加した。
5つのグループに分かれて午前は加茂の商店街を中心にまち歩きし、午後からグループごとに歩いてみた加茂の魅力などをまとめ、グループごとに発表して情報を共有した。
発表では、加茂の魅力について、加茂山の自然が近い、アーケードが歩きやすい、所々にあるベンチがいい、方言が張ってあって歩いていて楽しい。提案や要望として、ランチが食べられるところがあればもっといい、駅前にカフェとコンビニがほしい、加茂の寺の地獄絵をシリーズ化したらおもしろい、ねじ巻き屋を情報発信する、商店街にWi-Fiを設置する、閉まっているシャッターが白いので色を塗るといった声があった。
藤田市長は「入ってみたい店はありましたか?」、「加茂は何が発信できると思うか?」と学生に質問した。学生の生の声を聞いて「すぐにできるものもあった」と評価し、「歴史、加茂山、加茂川の自然を生かし、若者が立ち寄りやすい店と古いものが共存できるまちづくりができたらいい」と話した。
このまち歩きは以前から学生が行っていた。昨年春から加茂商議所青年部が加わって今回で3回目になった。
(佐藤)