理容出張サービスの売り上げから20万円をつばめ福祉会に (2019.7.2)

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特養護老人ホームなどで理容の出張サービスを行っている新潟県燕市内の理容店有志が7月2日、出張サービスを行う施設の利用者のために役立ててほしいと社会福祉法人つばめ福祉会(吉田賢一理事長・本部燕市大曲)に20万円を寄付した。

左から吉田理事長、本間さん夫婦、田中さん
左から吉田理事長、本間さん夫婦、田中さん

午前10時に出張サービスを行っている有志代表の田中幸雄さん(72)と今は息子が出張サービスにあたっている本間政一郎さん(76)、美代子さん(72)夫婦がつばめ福祉会法人本部を訪れ、この1年間の出張サービスの売り上げから経費などを除いた20万円を包んだのしぶくろを吉田理事長に手渡した。

出張サービスを行っているのは、燕市内の理容店が加盟する新潟県燕理容組合の有志約30人。つばめ福祉会が運営する特養ホームやデイサービスセンター6カ所とそれ以外の法人の老人保健施設1カ所の計7カ所を対象に店が休みの月曜に出向き、1人が月に1、2回の活動を行っている。出張だが料金は通常より安く設定している。

理容出張サービス自体は、つばめ福祉会の「特別養護老人ホームつばめ福寿園」が1985年に開所して以来30年近く燕理容組合加盟の組合員が各施設に出向いて散髪などを続けている。その事業収入を当初は旧燕市に、今は同福祉会に寄付しており、今回で19回目の寄付となった。

吉田理事長は「こういう形で続けていただけるのはありがたく、有効に使わせていただく」と感謝した。田中さんは「汗と涙とまではいかないが、来年も来られるように努力する。理事長さんの期待に添えるよう頑張らないといけない」と話すと、吉田理事長は「各施設に何か問題があったら何でも申しつけてほしい」と求めた。

(佐藤)


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