「下町ロケット」をデザインした田んぼアートの高所見学会に130人参加 (2019.7.7)

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2018年秋にTBS日曜劇場「下町ロケット」の大規模ロケが行われた新潟県燕市で7月6日、田んぼアート高所見学会が開かれ、「下町ロケット」をテーマにしたデザインの田んぼアートを高所作業車に乗って見学してもらった。

「下町ロケット」をテーマにした田んぼアートの高所作業車で高さ12メートルから見下ろす
「下町ロケット」をテーマにした田んぼアートの高所作業車で高さ12メートルから見下ろす

燕市景観作物推進協議会の主催で毎年、色の異なるイネを栽培して田んぼに地上絵を描く田んぼアートを行っている。ことしは「下町ロケット」をテーマに主演の阿部寛さんやドラマに登場したトラクターや弥彦山などをデザインし、吉田ふれあい広場西側の田んぼ約40アールをカンバスに「下町ロケット」に出演した俳優の朝倉あきさんをゲストに5月に田植えを行った。

上から田んぼアートを見学するためにことしも6月14日から8月7日まで田んぼそばに単管パイプを組んだ見学台を仮設して見学してもらっているが、2階建ての家の屋根ほどの高さなので、上というよりは、はるかに横から見ている感覚tに近く、田んぼアートのきれいなデザインをしっかり見ることができない。

そこでことしは、この日だけ高所作業車を導入。見学台の約2倍、高さ12メートルの上空から見学してもらった。定員が1組8人ずつ、24組で192人のところ約130人が搭乗した。緑、黒、黄、茶の4色のイネで描かれた田んぼアートは、「日曜劇場」の文字まできちんと読めるほどの精細な仕上がりで「きれいなもんだね」と感心。猛暑だったが、風が強い上空で心地よく、田んぼアートの無効には弥彦山と青空。それを背景に自撮りするなど思い出を記録していた。

燕市内から参加した40歳代の夫婦は、昼食にラーメンを食べに出掛けた帰りに田んぼアートを見に行こうと思いついた。高所見学会が開かれていることは知らず、会場に来てから「こっちの方が高いから乗りたいなーとぼやいていたら、乗れますよと言われて。ラッキーだったね」と喜び、「手で描いてもこんなにうまく描けないのにイネでこれ描くっていうから、すごい」と驚いた。

夫婦で燕市ロケのエキストラに参加した。妻は「阿部寛さんがすぐとなりにいて、抱きついたいのをぐっとこらえながら。怒られるからね」と、エキストラも高所見学会もいい思い出になったと話していた。

(佐藤)


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