7月21日投開票の参院選に伴う期日前投票で燕市選挙管理委員会は7日、3人の有権者に対し選挙区と比例代表の投票用紙を誤って逆に交付した。
燕では市役所、燕庁舎、分水庁舎の3カ所に期日前投票所を開設しており、ミスがあったのは燕庁舎。期日目投票所で選挙区、続いて続いて比例代表の順に投票用紙交付機から投票用紙を受け取って投票する。
ところが、現場の事務従事者が選挙区用の交付機に比例代表用のの投票用紙、比例代表用の交付機に選挙区用の投票用紙を誤ってセットしたもので、午前8時半の受け付け開始から3人目までが投票を終え、4人目に投票用紙を交付するときに誤りに気づいた。
投票用紙と異なる内容を記入した場合は無効票となり、3人とも無効票の可能性が高い。また、投票所には選挙区用と比例代表用の2つの投票箱を設置しているが、事務作業などの都合で2つにしているもので、実際はどちらの投票箱に入れても構わない。
市選管では3人の自宅へ出向いて事情を説明。「市民の皆さまに多大な迷惑をかけることになった。原因を究明し、再発防止に最善を図り、投票事務従事者に対し厳しく指導を行い、有権者の信頼回復に努力する」としている。
対策としては、ほかの自治体でのやり方にならって、翌8日から各投票所で交付機の手前にそれぞれにセットする投票用紙の見本を張って視覚的に間違いに気づきやすくした。
県内では6日も糸魚川市で同様の交付ミスがあった。市選管ではそのことを把握して話題になり、矢先にミスがないようにと話していたところだった。
(佐藤)