新潟県弥彦村とJAF(一般社団法人日本自動車連盟)は7月19日、地域の観光を促進するため観光協定を結んだ。JAFが運営するインターネットサイト「JAFナビ」で弥彦村の観光情報が公開されるほか、機関誌での弥彦村の観光情報掲載も予定されている。
JAFは2010年度から全国の市町村と観光協定を結んでいる。弥彦村は県内では15番目、県央地域ででは初めて協定を結んだ。市町村の観光振興とJAFの会員向けサービスの相互連携を強化し、双方の資源を有効活用して地域へのドライブ観光客誘致、観光振興とJAF会員へのサービス向上を図っている。
具体的な協定の内容は、JAFの観光情報登録システムの利用について定める。協定を結んだ自治体は、このシステムでモデルドライブプランの作成機能、観光写真と観光施設情報登録機能を利用できる。このデータはJAF総合観光情報サイト「JAFナビ」で公開され、ドライブ情報を提供する。
協定の内容にはないが、年10回発行されているJAF会員向け機関誌「JAF Mate」の2020年1月号に弥彦神社やJAF会員優待施設の日帰り温泉「さくらの湯」、「弥彦山ロープウェイ」など弥彦村の観光情報が掲載される。
機関誌は1,270万部を発行しており、弥彦情報が掲載されるのは全国8地域に分けて掲載されている地方版の関東甲信越地域のページだが、それでも420万部が発行されている。
19日は弥彦村役場で協定締結式を行い、小林豊彦村長とJAF新潟支部の遠藤佳彦支部長が協定書に調印した。「弥彦村は観光地なので情報発信が課題」とJAFの発信力に期待すれば、遠藤支部長は「車で楽しむドライブを提案し、情報を発信してぜひ弥彦村へ行ってみたいというお客さまをひとりでも多く増やしていきたい」と応えた。
(佐藤)