30年以上前に日本に滞在していたときに知り合った日本人女性に再会したいと、米国人男性が当時、女性の実家を訪ねて新潟県弥彦村の弥彦神社を見学した記憶を頼りに7月の1カ月間、新潟市西蒲区岩室温泉に滞在して女性を探している。
この男性はミシガン州デトロイト出身のショーン・パトリック・ハーキュラさん(61)。大学を卒業して兵役に就いた後、新たなキャリアを積もうと24歳だった1984年に来日し、都内の外国人が滞在する今でいうゲストハウスの「大久保ハウス」で暮らしながらモデルやDJで生計を立てた。
翌85年に吉田ハウスに移り、そこに住んでいたのがショーンさんが探している同世代だったヒウラエツコさん。その年の春にヒウラさんと一緒にヒウラさんの実家のある新潟へ旅行した。実家がどこにあったか覚えていない。弥彦神社へ出かけたが、実家からは30分とかからなかったと記憶している。
実家の周辺に田んぼが広がっていた風景を記憶している。岩室温泉のホテルに滞在し、車はないのでとにかく歩いて記憶にある風景を探している。弥彦神社まで歩いたこともある。
ショーンさんは独身。ことし5月に日本に住むおいに会いに来てヒウラさんのことを思い出し、再会したいと思いを募らせた。ヒウラさんはハイファッションでなく音楽に夢中で何にでも夢中になるカントリーガールだったと言う。
実家を訪ねたときもヒウラさんに告白し、結婚したいと話したこともあったが、ヒウラさんから答えはなかった。あらためてその答えが聞きたいとヒウラさんを探している。ヒウラさんは結婚しているとも考えられる。「会いたくなければそれでもいい。もう一度、思いを告げてヒウラさんの答えを聞きたい」と話している。心当たりのある人は新潟市岩室観光施設「いわむろや」(電話:0256-82-1066)へ。
(佐藤)