新潟県弥彦村とモンゴルのエルデネ村は、友好都市協定を結んだ2016年から毎年、交互に子どもの友好交流団を派遣している。ことしはエルデネ村の訪問が7月22日から29日まで来日して交流を深めている。
相互派遣は4年目になり、エルデネ村は2回目の派遣。交流団の子どもは中学1年生から3年生の4人と高校生1年生1人で、男子2人、女子3人の5人。ネルグイ・ムンフサイハン村長、学校長、村役場職員2人の合わせて9人で編成する。
来日した22日は東京見学し、翌23日に弥彦村に入り、午後4時から村役場で歓迎式を行った。一行はそろいの水色のキャップをかぶり、モンゴルの国旗などをデザインしたTシャツを着て村役場を訪れた。
弥彦村の小林豊彦村長は、昨年は弥彦村の中学生がエルデネ村を訪問しており、「昨年、皆さんにおもてなしいただいた以上のおもてなしを一生懸命やるつもりです」と歓迎。ネルグイ・ムンフサイハン村長は「楽しい交流になることを期待する」と話した。
前回のエルデネ村の訪問は秋だったが、今回は7月24、25日と弥彦村で開かれる弥彦燈籠まつりに日程をあわせ、弥彦燈籠まつりの参加はもちろん、村内小中学校を訪問して子どもたちと交流する。
ホームステイは、主にエルデネ村を訪問した弥彦中学校の生徒が家庭が受け入れる。前回は1泊だけだったが疲れて寝に帰るだけでほとんど交流できなかったため、今回は2泊に増やした。
また、モンゴルには海がないこともあり、弥彦村と交流の深い海に囲まれた粟島浦村で26、27の1泊2日を過ごすプログラムも取り入れている。
(佐藤)