燕市と姉妹都市の米国ダンディ村に燕中等生徒4人を派遣 (2019.7.27)

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新潟県燕市は7月27日午前10時から燕市吉田産業会館でこの夏、姉妹都市子ども交流事業で米国ミシガン州モンロー郡のダンディ村に海外派遣する生徒4人の出発式を行った。

左から北沢さん、渡辺さん、解良さん、七里さん
左から北沢さん、渡辺さん、解良さん、七里さん

新潟ダイヤモンド電子株式会社(燕市吉田鴻巣)の親会社の工場がダンディ村にあったのが縁で新燕市への合併前の旧吉田町が1994年にダンディ村と姉妹都市を締結。その都市から1年おきに派遣事業を行い、派遣しない年はダンディ村からの使節団を受け入れており、合併後も続いている。

前日26日、新潟ダイヤモンド電子はこの交流事業の費用に充ててもらおうと20万円を寄付した。今後も毎年20万円を寄付することにしている。

今回、派遣する4人はいずれも燕中等教育学校に通う3年北沢春花さん、2年渡辺なずなさん、3年解良藍水さん、3年七里梨花子さん。7月29日から8月8日までの11日間、ホームステイしてホストファミリーと過ごす。

姉妹都市子ども交流事業出発式
姉妹都市子ども交流事業出発式

自動車産業で知られるデトロイトに近いこともありフォード博物館の見学やスタントカーレースの観戦、さらにレイズン川でカヌー体験、クッキー工場の見学、モンロー・カウンティ・フェアなどさまざまなメニューがある。一方で日本食ディナーと燕市紹介発表会もあり、4人が制作したプレゼンテーション資料で燕市の文化や産業のPRも行う。

派遣生4人はそれぞれ自己紹介と抱負を述べ、現地で行う燕市紹介発表を実演。4人を代表して七里さんが決意表明。七里さんは現地の文化をよく学び、ホストファミリー以外ともコミニケーションをとり、辞書にも載っていないような言葉も学びたいと言い、「私たちだからできること、私たちにしかできないことがたくさんあると思うので、それらを見つけて現地にいるときも帰ってきてからも、それらを発揮したいと思います」と話した。

現地で行う燕市紹介発表を実演
現地で行う燕市紹介発表を実演

遠藤浩教育長は、ダンディ村を「相互に思いを伝え合い、はだで感じるのが大切」とし、「楽しく、ちょっとだけ緊張して頑張ってきてください」と4人が多くのことを学ぶことを願った。鈴木力市長は4人のなかにホストファミリーを引き受けた家庭や燕市のJack & Betty教室の海外派遣事業に参加した人もあり、「国際交流になれている方々が多く、今回の交流は今まで以上に実のある派遣交流がされるのでは」と期待した。派遣生4人の自己紹介と抱負は次の通り。

3年北沢春花さん「私はこの事業に参加するにあたって2つの目標を立てました。1つ目は燕市との違いを確認しながらダンディ村の良いところをたくさん見つけてくることです。数え切れないくらいのダンディー村の良いところを見つけつつ、海外から見た燕市のいいところも見つけていきたいと思います。2つ目は自分の殻を破り、たくさんのことを吸収してくることです。1分1秒でも無駄にせず、自分から何事にも積極的に挑戦し、貴重な10日間を全力で楽しんできたいと思います」

2年渡辺なずなさん「私の目標は現地の人に積極的にコミュニケーションをとることと、日本とは違う文化や歴史を学び、たくさん楽しむことです」

3年解良藍水さん「私の目標は2つあります。1つ目はホストファミリーと積極的にコミニケーションすることです。私は英語が苦手なのでこの国際交流事業でいろいろなことにチャレンジし、英語への苦手意識を克服したいです。2つ目は燕市のことを知ってもらうことです。燕市には鎚起銅器や洋食器などの有名な産業があるのでその魅力を伝えたいです」

3年七里梨花子さん「私が立てた目標は2つあります。1つ目は自分のホストファミリーはもちろん、ほかのホストファミリーの方やその町の人とコミニケーションをとることです。2つ目は自分たちの文化を発信し、現地の文化をもち帰ることです」

(佐藤)


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