新潟県燕市内3地区の夏まつりの最後を飾る7月26、27の2日間の第62回吉田まつりが開幕した。1日目26日は、三条で最高気温35.0度の猛暑日を記録する熱波のなかでの夏まつりに。メーン会場の吉田駅前広場では、歌舞音曲に民謡流しなどで盛り上がった。
26日は午後7時から、きららおひさまこども園ときららにこにこ保育園の園児によるカラーガード、チアリーディング、和太鼓でスタートした。吉田中学校カラーガード部の演技、子どもたちによるヒップホップダンス、吉田太鼓龍神会による和太鼓演奏と、地元の人たちによるパフォーマンスが続いた。広場をぐるりと見物客が何重にもなって囲み、子どもたちの写真を撮ったり、拍手を送ったりした。
続いて1日目のメーンの吉田民謡流し。町内や事業所など38団体から2,060人が参加し、生演奏にあわせて駅前の三角形のブロックを「吉田ばやし」と「吉田繁盛ぶし」で踊り流した。厳しい暑さに、そろいの浴衣を着た踊り手はすぐに汗びっしょり。顔を赤くし、途中の休憩で配布されたアイスキャンデーでほっとひと息ついていた。
それが終わると踊りの輪を解き、有志が駅前広場にあらためて踊りの輪をつくって踊りのレベルが高い「吉田甚句」を踊った。吉田商工会青年部による太鼓の演奏のあと、竿灯(かんとう)まつりと、よさこい吉田繁盛節でフィナーレへ向かった。竿灯まつりでは竿灯に乗った女性がもちまきも行い、大勢の子どもたちが集まって竿灯を取り囲み、飛んでくる菓子に手を伸ばしていた。
2日目27日は夜は雨の予報で天気が心配だが、午後6時から駅前広場で子どもみこし、踊り、山車巡行、吉田甚句の踊り、踊りの表彰、舞燕&よさこい吉田繁盛ぶしの踊りなどが行われる。また、地元の吉田諏訪神社では夏祭りで、26日は宵宮祭が行われ、27日は午前10時半から例大祭、午後2時半からみこし渡御が行われる。