新潟県三条市で3地区で行われる夏まつりの皮切り、栄地区の「栄ふるさと夏まつり2019」が27日、市役所栄庁舎駐車場で開かれた。日中は猛暑、夜は豪雨と厳しい天気の試練を受けたが、主催者発表で昨年より1,500人多い13,500人の人出でにぎわった。
昨年は災害レベルの猛暑に見舞われ、昼の部のイベントを中止せざるを得なかった。猛暑対策でこれまで正午だったスタートを午後3時に遅らせた。
日中は三条で最高気温35.2度のことし最高を記録する猛暑日となり、立っているだけで汗が噴き出す暑さだった。昨年に続いて暑さ指数とにらめっこしながらの運営となった。
地区住民が次々と訪れ、屋外の特設ステージでは、よさこいやHIPHOPダンスの総踊り、大声選手権、ビンゴ大会、三条市出身の全盲の高校生シンガー佐藤ひらりさんのピアノ弾き語りコンサートなどが次々と繰り広げられた。半羽から揚げやアユの塩焼き、かき氷などの販売、射的など地元の団体や飲食店などによる店が並んだ。
夜は雨の予報だったので、夕方の協議で花火大会を15分早めて午後7時40分の打ち上げ開始に変更したが、6時半過ぎからの佐藤ひらりさんのコンサートが始まってまもなく雨が降り出し、どしゃ降りになった。
会場のテントや庁舎内で雨宿りをしていてもずぶぬれになるほどの大雨で、花火見物をあきらめて帰る人も多かった。幸い花火大会がスタートすると雨はあがり、澄んだ夜空を彩る令和になって最初の花火を楽しんだ。
(坂井)