7月11日から30日まで新潟県加茂市で合宿しているロシア体操男女チームは27日、地元で体操に取り組む小学生から大学生と交流した。
合宿しているロシアの選手は、2020年東京五輪のロシア代表候補を含む24人。連日、練習を重ねてきた加茂市体育センターで、27日の練習後に加茂体操クラブの小学生から高校生まで33人と加茂市・新潟経営大学体操競技部の24人と交流した。
子どもたちからロシアの選手に手作りのメダルをかけてあげ、子どもたちからの質問にロシアの選手は「体操選手にいちばん大切なのは忍耐力」などとアドバイスした。
どうやったら上手に倒立できるかという質問には、その場で手取り足取りで倒立の姿勢を指導した。このロシア選手のなかから2020年東京五輪でメダリストが生まれる可能性が高く、子どもたちはロシア選手と一緒に写真を撮り合ったり、ハグしたり。雲の上の存在の選手たちにどきどきで大喜びだった。
小学校2年生から体操を始め加茂高校体操部の3年長沢響さん(田上町)は、女子選手のアレクサンドラ・シェコルディナ(Aleksandra Shekoldina)さんから求められてウエアを交換し、インスタグラムでもフォローし合った。「お金を払ってもできないようなことができてうれしい」と感激。交換したウエアは「家宝です。もう着られない」と大興奮だった。
(佐藤)