昔ながらの涼を呼ぶ打ち水効果で熱中症対策にもなればと、新潟県三条市は8月2日、昨夏に続いて暑さ指数(WBGT)が31度以上となる日に消雪パイプを活用した打ち水を開始した。
対象は幹線の市道に設置された地元で管理する消雪パイプなどで、総延長約160キロ。午前9時から午後2時までの間で30分ていど稼働する。
昨年も消雪パイプを使った打ち水により付近の気温が2度前後、下がることを確認している。2日の三条市の暑さ指数は最高32.1度。三条市役所前道路でもさっそく消雪パイプの水を出すと、風が涼しくなったことをはっきりと確認できた。
昨年は、水量が適当でなかったり、さび水が出たりで車が汚れるといった苦情もあったが、熱中症対策のためにもことしも継続して行うことにした。