8月25日から都内で開かれる世界柔道選手権に向け、2020年東京五輪で新潟県三条市をホストタウンとする東欧のコソボの柔道チームが8月20日から24日まで三条市内で合宿する。
合宿には東京五輪の女子52kgで優勝候補とされるマイリンダ・ケルメンディ選手をはじめ選手5人とコーチ2人が参加し、大崎学園柔剣道場や栄体育館で練習する。
コソボは2008年にユーゴスラビアから独立し、前回15年のリオ五輪で五輪に初出場し、ケルメンディ選手は女子52kg級でコソボに初めての金メダルをもたらした。三条市の広報紙「広報さんじょう」の8月1日号の表紙は、リオ五輪で金メダルを受けるケルメンディ選手の写真が飾った。世界選手権では日本の阿部詩(あべ・うた)選手との対戦が注目されていると言う。
今回は世界選手権に向けた直前合宿なので、三条市としてはあまり選手に負担をかけないよう配慮し、宿泊所や練習場、ウエイトトレーニングの会場を用意。ストレスのない移動や食事のサポートなどを行う。2日の定例記者会見で国定勇人市長は「先方からお許しをいただければ、子どもたちに練習の一部を公開していただければ」と期待した。
世界選手権は8月25日から9月1日まで日本武道館で開かれる。