過去最多の9大学で大学野球サマーリーグが開幕 応援合戦も注目 (2019.8.8)

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東京六大学野球をはじめ次期主力選手を目指した大学野球1、2年生の育成を主眼に新潟県三条市などに滞在して対戦する「大学野球サマーリーグ」が8月8日、開幕した。過去最多の9大学が参加し、11日まで4日間にわたって三条市、見附市、長岡市の4会場で熱戦を繰り広げ、10日の明治-立教戦、11日の慶応-早稲田戦での応戦合戦も見所だ。

大学野球サマーリーグが開幕、参加各大学の代表
大学野球サマーリーグが開幕、参加各大学の代表

東京六大学野球から東京を除く5大学と東都大学野球の東洋大、首都大学野球連盟の筑波大で7大学による総当たりリーグ戦。三条市の三条パール金属スタジアムと三条燕総合グラウンド、見附運動公園野球場と長岡市悠久山野球場で熱戦を繰り広げる。

加えて新潟医療福祉大4試合と新潟大2試合、さらに地域貢献プログラムとして県内高校との交流試合が、三条、県央工業、長岡大手、新潟産業大附属、中越、長岡向陵、長岡工業の7高校と1試合ずつ設定されている。

パール金属の高波社長が始球式
パール金属の高波社長が始球式

初日は三条パール金属スタジアムで立教大-慶応大戦、三条燕総合グラウンドで県央工高-筑波大戦の2試合が行われた。三条パール金属スタジアムでは開幕に先だって記者会見が行われ、9大学の代表ひとりずつがそれぞれ思いを語り、開幕式のあと高波文雄パール金属社長が始球式を行って試合開始となった。

サマーリーグは2015年に4大学で始まった。東京六大学野球は明治神宮野球場で行われるが、神宮球場以外で東京六大学野球が見られる貴重な機会だ。

記者会見
記者会見

高校では主力選手としてばりばり試合に出ていたのに、大学に入った途端、出場機会のなくなった1、2年生にとって、サマーリーグは貴重な実戦の場だ。監督が訪れるケースも増え、ここで活躍すれば主力選手入りできる可能性が高まるだけに、力をアピールする絶好の機会。各選手の真剣勝負が見られる。

昨年、初めて早慶戦で応援団とチアガールによる応援合戦が行われた。大学野球の雰囲気を地元で味わうことができ、両校OBはもちろん、来場者を喜ばせた。ことしはいずれも三条パール金属スタジアムが会場の10日午前11時からの明治-立教戦、11日午前11時からの慶応-早稲田戦の2試合で行われる応援合戦が大注目だ。

このほか、市民参加型交流プログラムとして12歳以下を対象に10日午前10時からと11日午前11時半から選手とサッカーや鬼ごっこができる選手とのふれあいコーナーや、ストラックアウトとスピードガンコンテストを用意。10、11日とも午前11時半から午後0時半まで選手との記念撮影もある。

開幕戦の立教-慶応戦
開幕戦の立教-慶応戦

試合前練習見学もある。9日は東洋大、11日は慶応大のブルペンやシートノックを見学できる。いずれも当日午前9時から10時10分ごろまで参加を受け付け、定員10人。料金は育成協力金だけ。

入場者には1口1,000円以上の育成協力金を求めている。参加全選手の名鑑や応援マニュアルの紹介を収録したパンフレットを500円の寄付で配布。参加全選手の出身高校やサマーリーグへの抱負を掲載した選手カードを作成し、選手との交流や休憩の時間に選手に声をかけるともらえる。8日の試合結果は次の通り。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
立教 1 0 0 0 1 1 0 0 0 3
慶応 2 2 3 0 0 2 0 0 × 9

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
県央工 0 0 0 0 0 0 0 0 0
筑波 7 2 0 0 3 6 5 × 23
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