「立秋」も34.6度の猛暑 厳しい残暑のなかで消雪パイプの点検作業 (2019.8.8)

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秋の始まり「立秋」の8月8日も猛暑は続き、新潟県・三条の明け方の最低気温は前日とぴったり同じ25.9度の熱帯夜、日中の最高も前日と同じ34.6度と猛暑日に迫る炎暑が続く名ばかりの立秋だった。

三条市八幡町の市道で消雪パイプの点検調整作業
三条市八幡町の市道で消雪パイプの点検調整作業

昨年の立秋の最高気温は31.2度だったが、2年前は三条で観測史上5番目に高い38.1度を観測。3年前の立秋も35.5度を記録しており、立秋はまだまだ暑さのピークの最中だ。ただ、それ以前の10年間の立秋で最も暑かったのは2011年の33.8度で、温暖化と言いたくなるデータだが、立秋になればいくら暑くてもそれは「残暑」になる。

三条市は昨夏に続いて8月2日から暑さ指数(WBGT)が31度以上となる日に市道の消雪パイプを稼働させ、打ち水として活用しているが、それから毎日、31度に達している。

8日、三条市八幡町の弥彦線高架となりのかつて線路が走っていた市道では、消雪パイプの点検、調整が行われていた。消雪パイプの散水ノズルには4つの噴水孔があり、噴水孔に金属棒を入れて詰まりを解消し、真ん中をドライバーで回して噴水量を調整する。

まったく水が出ないノズルも、一本だけ水が大きく飛んでいるようなノズルも、たちまちきれいにそろった4本の水を噴き出すようになる。

降雪期前の消雪パイプの点検作業は初冬の風物詩だが、これからは盛夏の風物詩にもなるのかもしれない。


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