接近する台風10号の影響で日本海側はフェーン現象となり、8月14日は記録的な高温に見舞われた。三条では39.5度まで上がり、2018年8月23日の40.1度に次ぎ、18年7月29日の39.5度と並ぶ観測史上2番目。全国では最高を観測した上越市・高田の40.3度、それに次ぐ上越市・大潟に続く3位となった。
1 | 40.4 | 2018年 8月23日 |
2 | 39.5 | 2019年 8月14日 |
39.5 | 2018年 7月29日 | |
4 | 38.5 | 1990年 8月22日 |
5 | 38.4 | 2011年 7月20日 |
6 | 38.1 | 2017年 8月 7日 |
38.1 | 2006年 8月17日 | |
38.1 | 2004年 7月31日 | |
38.1 | 1994年 8月11日 | |
10 | 37.7 | 2004年 7月 5日 |
14日明け方の三条の最低気温は25.9度で熱帯夜。毎正時では午前8時の31.7度で30度を超え、正午には38.8度に達し、午後1時24分に最高の39.5度を観測した。暑さ指数は「危険」とされる31度以上を大きく上回る34.5度を記録した。
体温より気温が低ければ、体の熱が空気に移りやすいが、体温を超えると熱を放出することが難しくなり、熱中症のリスクがぐっと高まる。翌15日の新潟の予想最高気温は38度と高温が続くため、十分な熱中症対策が必要だ。
14日の炎暑のなか、三条防災ステーションでは水着を着た子どもたちが水の出る「せせらぎ水路」で水遊びしていた。井戸水をくむポンプのような装置から水道水が出る。
三条防災ステーション内にある三条市水防学習館では、盆の13日から16日まで水鉄砲を無料で貸し出している。子どもたちは水鉄砲も借りて水をかけあったり水路に寝そべったりして猛暑を吹き飛ばして涼を満喫していた。
遊んでいたのは、三条防災ステーションへバーベキューに訪れた2家族の子どもたち。1組の家族は、いつもは三条市の中浦ヒメサユリ森林公園でキャンプをしているが、最近の猛暑では暑すぎて夜も眠れないので、三条防災ステーションでのデーキャンプに切り替えたと言う。
家は三条防災ステーションからすごそこで、歩ける距離。三条防災ステーションは無料でキャンプもバーベキューもできるとはいえ猛烈な暑さだったが、親は「子どもたち最優先で」と暑さをこらえて前向きに楽しんでいた。