夏休みの思い出に親子で野球のグローブを作る教室が8月16日、新潟県燕市の「ビジョンよしだ」で開かれ、14組の親子が参加した。
燕市内スポーツ施設の指定管理者、燕市スポーツ協会・ミズノグループが主催。燕市で2年ぶり3回目の教室で、午前は11組、午後は3組の親子が参加した。ミズノの指導員の手ほどきで少年軟式用のミズノのグラブを作ったあと、修了証を交付し、オリジナルグラブケースもプレゼントした。
グローブを一から作るわけでなく、グローブのひもを結ぶ作業。親指と人差し指の間の網状になっている“ウェブ”をひもで取り付け、それ以外の指の間をひもで結べば完成だ。
言葉では簡単そうだが、ひもは固く、表裏もあって意外と難しく、2時間を超える作業。子どもは幼児から小学生だったが、小学生でも高学年くらいでないと、なかなかひとりで最後まで作れない。
なかにはおもしろくなってきて黙々と作業を続ける子どももいたが、ほとんどは同伴の親が手助けし、子ども以上に熱中している親も。地元の少年野球チームに所属する吉田小4年の男の子は「耳のトンネルにひもを通すのが難しい」と悪戦苦闘していたが、「今度はこのグローブを使う」と自分の作ったグローブでプレーする姿を想像して頑張っていた。