新潟県燕市に空手道場「燕真(つばめまこと)空手塾」(田辺良文代表)は8月20日、鈴木力燕市長に燕真空手塾出身選手2人の全国大会で活躍を好成績を報告した。
ひとりは国士舘大学(東京都世田谷区)3年の酒井大輔さん(21)で小池小、小池中、吉田高出身。2018年11月18日に日本武道館で開かれた第52回全日本大学空手道選手権大会の男子団体組手で優勝。さらに12月9日に日本武道館で開かれた第46回全日本空手選手権の個人組手で5位に入賞した。
もうひとりは日本航空高校(山梨県甲斐市)3年の西山拓也さんで燕西小、燕中出身。ことし8月8日から11日まで沖縄県21世紀の森体育館で開かれた第46回全国高校空手道選手権大会の男子個人組手で優勝した。
それぞれ北信越高校で中学で優秀、「優秀な選手はいるが、ここまでしっかりと続けてくれればさらに芽を吹くといういい見本をつくってくれた。われわれは体育を通じて有益な人間を世の中に出したいと思っている。そのさきがけになってくれればいい」。
2人ともポイントが足りず2020年東京五輪には出場できないが、来年は酒井さんが国士舘の4年になり、西山さんも国士舘に入学を希望。鈴木市長は「そのあと就職は燕市役所へ」と勧め、酒井さんは体育教師、西山さんは消防士を目指していると話した。
酒井さんは「全国大会で勝つのは難しく、ふだんの練習から気を抜かずに一生懸命やって全国大会で戦える。このような結果で満足せずこれからも上を目指せるよう頑張っていきたい」、西山さんは「個人優勝という結果で恩返しでき、うれしく思っている。12月にあるおとなも含めた全日本に出場が決定しているので、そこに向けて大輔先輩のようにしっかりいい成績を残せるように、これからも練習に励みたい」とそれぞれ鈴木市長に話した。