新潟県三条市下田地区の夏まつり「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭〜」が8月24日、下田大橋たもとの河川敷の特設会場を中心に行われ、過ごしやすい陽気にも恵まれて主催者発表2万6千人の人出でにぎわった。
会場にはたくさんの模擬店のテントが並び、日が暮れるころにはほとんどの店が完売になる盛況だった。ステージでは次々と音楽や踊りが繰り広げられたほか、ニジマスのつかみどり、凧揚げ、ポニー体験、ストライダー試乗会なども行われた。
雨生の大蛇祭は、下田地区の奥地、吉ヶ平の雨生ケ池に住む大蛇が雨や日照りをつかさどったという伝説をもとに1998年から行っている。特設会場とは別にモミの木で作られた大蛇の頭部にカヤやよしずで巻いた胴体をつないだ全長約30メートルの大蛇を若者が担いで練り歩いた。
フィナーレに向かって盛り上げるのは、よさいこソーラン。照明のともったステージで県内各地の団体が8つの演舞を披露。最後はたる太鼓の音も華やかな下駄総踊りと全員参加の「よっちょれ」。続く盆踊りで盆太鼓にあわせて約200人がたっぷり踊りに汗を流し、最後は約80発の花火を打ち上げる花火大会で幕を閉じた。