9月16日開幕する第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会の関連イベント「新潟・阿賀スイーツラインプロジェクト」のオープニングイベントが8月25日、弥彦村多目的施設「ヤホール」で行われ、弥彦村で夏合宿中の大相撲、伊勢ヶ浜部屋の力士も参加してに華やかにスタートした。
新潟・阿賀エリアの歴史・文化を背景に作られた菓子を県内外へ広く発信し、菓子店を中心とした新たな広域連携が生まれることを目指す「新潟・阿賀スイーツラインプロジェクト」を立ち上げた。菓子文化を新潟・阿賀エリアの共通資源ととらえ、エリア内の菓子店や菓子職人を中心とした新たな広域連携を目指そうと菓子を募集し、10の菓子店が参加。新規開発1点、リメイク1点を含む10の菓子店が作る10の菓子を「新潟・阿賀スイーツライン菓子」として紹介するプロジェクトだ。
オープニングイベントには伊勢ヶ浜部屋の伊勢ヶ浜親方と力士、国際調理製菓専門学校(新潟県新潟市中央区)の生徒、「トッキッキ」の「きっぴー」、「ササダンゴン」、「レルヒさん」の3体のゆるキャラも参加し、地域活性化ガールズ集団「リリマリプロダクション」の高橋遙さんと佐々木聖吹さんが司会を務めた。
力士と専門学校の石田道子校長と生徒4人が登壇して10種類の菓子を試食。いつくかの菓子は製造する菓子店の店主らが製造の工夫や味の特徴を解説した。伊勢ヶ浜親方も甘い物には目がないようで、ステージの袖で菓子を一緒に試食していた。
試食後、誉富士は「見た目もよく、ひと工夫もふた工夫もしていて、とても味覚を楽しませてくれるお菓子ばかりでした。楽しくておいしいお菓子でした」と百点満点のコメント。生徒も「ほろっとした食感で甘さが控え目でとても食べやすいと思いました」と食レポは負けていなかった。
100人以上が来場し、イベント後は試食用の新潟・阿賀スイーツライン菓子を配布するとあっという間になくなり、力士やゆるキャラと写真も撮って記念にしていた。国際調理製菓専門学校がプロジェクトにかかわっているわけではないが、石田校長は「生徒が世話になってる会社の菓子を一堂に食べ比べるいい機会になったし、これからスイーツ業界を担う子たちに地域への貢献も大切なことをわかってもらえれば」と話していた。