9月1日オープンする新潟県田上町の田上町交流会館でその前日8月31日、地元にゆかりの演奏者によるクラッシックの開館記念コンサートが開かれ、約450人が来場して会場に入りきらないほどの大入りとなった。
田上町役場前に2020年7月完成予定の重点道の駅「たがみ」と連携して町民の交流やにぎわいを促進する施設として建設された。鉄筋コンクリート造一部鉄骨3階建て、延べ床面積2,516平方メートル。総工費は10億円余りで国交省の都市再生整備計画事業として4割の交付金を受けて建設された。
多目的ホールをはじめ、中ホール、研修室、和室などを備える。目玉の多目的ホールには2階までの吹き抜けで、田上町では初めてのコンサートグランドピアノ、ヤマハの「CF6」を約1,200万円で導入した。
コンサートでは、開会のあいさつで佐野恒雄町長は「さまざまな活動にご利用いただきたい。音の響きにこだわり、残響時間が約1秒になるように設計されている」と胸を張り、高級なピアノも「大いに使っていただいて皆さんに愛されるピアノになることを願っている」と期待した。
田上町出身のピアノ、クラリネット、声楽の5人の音楽家が演奏を披露した。会場は、並べたパイプいす315席は満席で、壁には立ち見が約100人。それでも入りきらない来場者は通路にまではみ出し、約450人の満員御礼だった。
田上町交流会館は午前9時から午後9時半まで開館し、毎週火曜はや年末年始は休館。問い合わせは田上町交流会館(電話:0256-57-1201、ファクシミリ:0256-57-1232)へ。