夏の終わりを締めくくる新潟県三条市の無料野外フェス「三条楽音祭(らくおんさい)」が9月1日、三条市下田地区の中浦ヒメサユリ森林公園で開かれ、約3,400人の訪れて自然のなかでの音楽フェスを満喫した。
これまでは仮設ステージを設営して開いたが、11年目のことしは三条市が常設の野外ステージを建設。幅7メートル、奥行き5メートルあって開閉式の屋根も備え、そのこけら落としともいえるイベントにもなった。
直前まで雨が続いていたが、この日は晴れ間が広がった。気温も三条で28.4度まで上がって夏の終わりにふさわしい暑さが戻る絶好の陽気に恵まれた。
メーンステージでは「NABOWA」をトリに「TAMTAM」、「思い出野郎Aチーム」、「Hei Tanaka」など、ことしのフジロックに出演した人気バンドが次々と演奏を繰り広げ、音楽ファンたちは大音響を浴びて体でリズムを取って熱中した。
音楽だけではないのが三条楽音祭の魅力で、県外からも多い出店でおいしいものを食べたり、新しく設けられたカフェエリアで音楽をBGMにゆったりコーヒーを飲んだり、子どもたちは小川で水遊びしたりと緑に包まれた会場で思い思いにフェスのムードを楽しんでいた。