天皇、皇后両陛下が第34回国民文化祭と第19回全国障害者芸術・文化祭の開会式出席のため新潟県新潟市を訪れた9月16日、天皇陛下御即位新潟県奉祝委員会(委員長・福田勝之新潟商工会議所会頭)では昼は日の丸パレード、夜は提灯奉迎(ちょうちんほうげい)を行って天皇陛下の即位を祝った。
日の丸パレードは約1,500人が参加し、午後3時過ぎから東中通、柾谷小路、東堀通り、新堀通り、古町アーケード内など新潟市中央区の中心地を日の丸を振ってパレードした。提灯奉迎は数百人が参加し、日が沈んだ午後6時半から信濃川右岸の万代橋たもとから両陛下が宿泊された対岸のオークラホテル新潟に向かってちょうちんを振った。
提灯奉迎は各地で行われており、参加者は配布された紅白のちょうちんにあかりをともし、ゆっくりと左右に揺らした。間もなくすべての部屋のあかりが消えたホテルの一室で両陛下が持つ2つのちょうちんのあかりが揺れると歓声が上がった。
続いて委員長の福田会頭、中原八一新潟市長の音頭で万歳。それぞれ天皇陛下、皇后陛下、天皇皇后両陛下に対して3回、万歳した。ちょうちんのあかりだけでなく、会場の声も携帯電話を通じてホテルの両陛下に届いており、部屋のあかりもついた。
福田会頭は「一人ひとりの心のなかに陛下がいらっしゃることに、日本の心があるのかなと思った」と話し、副委員長の燕市・戸隠神社の星野和彦宮司は「福田会頭のもとで県民がひとつになって県の奉祝委員会ができたことばいちばんの感激」と話した。