新潟県三条市の真宗大谷派三条別院とそこから続く繁華街「本寺小路」など中心市街地の活性化を目的とする夜のあかりを中心としたイベント「三条あかり物語」が9月20日(金)に開かれる。
三条商工会議所観光・サービス業部会(元川由郎部会長)と本寺小路あかり物語プロジェクトが主催。20日は三条別院のライトアップ、三条別院あかりコンサート、お坊さん酒場、三条歴史研究会古地図展・地元福顔酒造試飲会を行う。
三条別院のライトアップは、午後6時に点灯式を行って9時半まで本堂全体をライトアップする。境内にはあかりをともしたあんどん約500基と鯛車を並べる。ひな壇にとうろうを並べたインスタスポットもつくる。本堂のライトアップは29日まで続け、毎日午後6時から9時まで点灯する。
三条別院あかりコンサートは午後6時45分に本堂で開演する。総重量約500kgの重量級クラシック・ボーカル・グループ「IL DEVU(イル・デーヴ)」が出演。三条祭りの大名行列でやっこを担当する三条先供組合が大名行列のときのように「えーとまかーせー!」のかけ声とともに本堂内を練り歩いて前半が始まる。
三条別院列座三条声明会が大迫力の声明を披露し、三条小学校で生まれた三小相承会が三条金物太鼓と凧ばやしを演奏。このコンサートのために結成した60人編成の合唱団「あかりコンサート合唱団」がIL DEVUとの共演で「威風堂々」を演奏し、ノンストップで白熱の35分間で前半を終わる。
後半はIL DEVUによる45分のコンサート。4人の男性オペラ歌手と1人のピアニストで編成する。今、オペラ界でいちばんチケットが取れないという人気で、ソロで活躍する4人が年に数日しかないスケジュールの合った日だけ特別に結成。国内最高峰の歌声と言われる。全国ツアーの初日にも当たり、あかりコンサートの趣旨に賛同して350人という小さなコンサートに出演してくれることになった。
チケットは一般が前売り3,000円、当日3,500円で三条市中央公民館、わたじん楽器三条店、チケットぴあで扱っている。
お坊さん酒場は午後5時から8時まで三条別院の旧御堂で営業する。ピンチョスやアルコールをふだんと違う雰囲気のなかで味わってもらう。三条歴史研究会古地図展・地元福顔酒造試飲会は午後1時から6時まで本寺小路会館で開き、三条市内の古地図の展示、無料で福顔酒造の酒の飲み比べ、インスタントみそ汁のサービスを行う。
また、三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」でも「ぐるっと〜えんがわ周辺物語〜」として午後5時から10時まで三条市歴史民俗産業資料館で「歴民屋台村」を開き、食事や酒が楽しめる約20店舗が出店する。
さらに2日後の22日(日)は午後6時から「さんじょうバル街」を開く。市内35店舗が参加し、チケットは前売り3,500円、当日4,000円で、春秋まるい、TREE、(株)東栄自動車、松眼鏡店、酒場カンテツ、三条商工会議所で扱っている。