9月29日(日)午前10時から午後3時まで新潟県燕市国上、国上寺で秋恒例の国上良寛茶会が開かれる。賛否をめぐって全国的に知られるようになった「イケメン官能絵巻」が今春、本堂に設置されてから初めての開催になる。
燕市教育委員会と燕市内の茶道の先生8人が会員の燕茶道会(佐藤宗悦会長)が主催する。席主は会員の回り持ちでことしは表千家同門会新潟県支部の坂井宗美さんが務める。
茶席券は700円。9月26日まで中央公民館、吉田公民館、分水公民館で販売しているが、当日券も国上寺で販売する。昨年は155枚を販売した。
国上寺はことし4月、本堂にゆかりのある上杉謙信、源義経、弁慶、良寛、酒呑童子が全裸に近い姿で露天風呂につかったり、竜に乗ったりする姿を描いた絵画「イケメン官能絵巻」を本堂の四方の壁の外側に設置した。
作品の性的な描写の賛否をめぐって大きなニュースになった。本堂と境内は燕市文化財に指定されており、イケメン官能絵巻は現状変更にあたるとして燕市教委は撤去を求めているが、国上寺は応じていない。
良寛茶会の会場はその本堂ではなく、方丈講堂だが、良寛茶会への参加とあわせてイケメン官能絵巻を自分の目で確認するいい機会にもなる。茶会に関する問い合わせは市教委社会教育課公民館事業係(電話:0256-63-7001)へ。