新潟県西蒲区巻地区出身の俳優、大野俊亮さん(35)プロデュースの燕三条公演プロジェクト「おひとりさま」が9月21、22の2日間にわたり3公演が新潟県三条市・一ノ木戸商店街のieスタジオで行われている。
脚本と演出も担当した東京都出身の酒井俊介さん(34)、富山県出身の岡部みちるさんの3人によるコメディとシリアスの間の最後にほろりとくるハートウォーミングなストーリーだ。
初日21日の午後7時半からの公演は、大野さんの同級生も訪れ、約20人が来場で満席。ふだんは演劇と接点のない人が多かったが、約1時間の公演を笑ったり、涙をこらえたり、胸をときめかせたりして楽しんだ。
東京でieスタジオ代表の水科江利子さんが、新潟県出身者が集う席で顔をあわせたのが始まり。東京で役者として活躍する大野さんに水科さんがふるさとでの公演を勧めたのをきっかけに実現した。
プロジェクトの資金を調達するために行ったクラウドファンディングは目標額18万円のところ21万8000円の支援が寄せられた。大野さんは美輪明宏さん演出の舞台に7年間、出演してキャリアを積んでいる。地元新潟への恩返しに、地域活性化につながればと今回のプロジェクトに取り組んだ。
22日は2回公演で午後0時半からの公演は席に少し余裕がある。チケットは3,000円。