9月14、15の2日間、新潟県加茂市の加茂山とその周辺を会場に北越の小京都加茂の夜を彩るあかりの祭典「小京都を楽しむ会 あかりば」が開かれた。15日はハイライトの「あかりの結婚式」宮台もが行われ、三条市出身の大竹晴紀さん(27)、加茂市出身の彩さん(27)夫婦の挙式などをあかりばに来場した人たちも一緒に祝福した。
加茂青年会議所の主催で毎年、結婚式をあげる夫婦を募集して行われており、ことしは9組の応募のなかから大竹さん夫婦が選ばれた。ふたりは県立三条高校に進学して知り合った。4年ほど前に再会して意気投合、付き合うようになり、元号が改まったことし5月1日に婚姻届を提出した「令和婚」。昨年、あかりの結婚式を見たのがきっかけで応募し、選ばれた。
あかりの結婚式のふたりは、羽織はかまと白むく。綾さんを乗せた人力車を中心に商店街で行列を行って始まり、宮大門で夫婦のお披露目、赤鳥居石畳で加茂葵幼稚園園児がお祝いの歌、青海神社の拝殿で結婚の儀、神楽殿でふたりの希望により菓子と米をまいた。再び花嫁行列が出発して加茂山をめぐり、赤鳥居前のサプライズイベントで終わった。
この日は三条で気温が32.2度まで上がる季節外れの厳しい残暑。宮大門でのお披露目には数百人が集まり、彩さんの友人は人力車の彩さんの姿が見えると黄色い歓声をあげて駆け寄ってスマホで写真を撮っていた。
互いの魅力についてのインタビューされた晴紀さんは「美人なんでそのへんが好きです」、彩さんは「優しいところ。家事もたくさんしてくれて助かってます」と答え、ますます暑くなっていた。