三条夏まつりカラー写真コンテストの審査結果発表 (2019.9.25)

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新潟県三条市の三条カメラ商組合(菊池潔組合長)は9月25日、第15回三条夏まつり協賛行事で募集したカラー写真コンテストの審査結果を発表し、金賞は三条市・今野均さんの「大花火三連発」に決まった。

三条夏まつりをテーマにした写真を募集して毎年開いている。ことしの三条夏まつりは8月2日から4日まで開かれ、8月31日で応募を締め切り、昨年より1人、1点多い39人から78点の応募があった。日本写真協会会員でフォトマスターの五十嵐七郎さんが審査し、金賞1点、銀賞2点、銅賞5点、ファミリー賞10点を決めた。

金賞の今野さんの作品「大花火三連発」は、大崎山から望遠レンズで撮影したと思われる夏まつりの花火大会の写真だ。

表彰式はないが金賞2万円、銀賞1万円、銅賞5千円の賞金とファミリー賞に賞品、そのほか入賞者すべてに賞状と副賞を贈る。入賞作品は10月1日から30日まで三条市役所「市民ギャラリー」、11月22日から24日まで市民写真展とあわせて三条市中央公民館に展示される。総評と銅賞以上の作品と選評、ファミリー賞受賞作品は次の通り。敬称略。

【総評】

第15回を迎えた今回は、花火をテーマにした作品が多くありました。花火はどこからでも自由に撮れ、デジカメならではの、締麗な作品が得られる時代となり、その結果の表れと思う。今回の審査は、技法よりも斬新な被写体の捉え方、楽しさの見える作品に重点を置きました。又、新しい方々の応募もあり、楽しみでもあり今後を期待したい。

■金賞

今野 均(三条市)「大花火三連発」

今野 均(三条市)「大花火三連発」

高い場所から画面いっぱいに三個の花火を捉えた斬新で今迄に見た事のない作品表現です。花火もシャープで色調も良く金賞に相応しい一枚でした。


■銀賞

伊藤 昇(三条市)「競い咲く」

伊藤 昇(三条市)「競い咲く」

夏空いっぱいに花火を表現されました。多重撮影が上手く完成度の高い作品です。左の光跡が画面構成にアクセントを与えており面白いと思います。


田中 日登志(三条市)「真夏の踊り」

田中 日登志(三条市)「真夏の踊り」

男性が民謡踊りを独り占めしてるかのように見える構図作りが良かった。両手を大きく開いた瞬間を捉えたことで画面に迫力が感じられる。

■銅賞

吉澤 園恵(三条市)「花火二重奏」

吉澤 園恵(三条市)「花火二重奏」

うちわの花火を主役にした狙い方が面白く作者の着眼点が良かった。背中の花火と上がった花火とまさに「花火二重奏」の題名も素敵です。


手島岱月(田上町)「目に跳び込む流し女」

手島岱月(田上町)「目に跳び込む流し女」

手前に踊る女性と舞台の樽嘩子それと赤く彩る提灯と三拍子揃った画面構成が成功した一枚。若い女性の踊り子たちが会場を盛り上げてます。


田中 雅樹(東京都)「未来の上げ師」

田中 雅樹(東京都)「未来の上げ師」

凧と人物を画面に大きく表現された点が良かった。凧の重なり具合も見事です。上げ師を目指す子供さんの将来を期待しております。


中江 佑介(東京都)「さあ一出発」

中江 佑介(東京都)「さあ一出発」

薄暮の時間帯の様ですが画面を明るくとても上手く撮られてます。獣の女性の担ぎ手の他心を込めて出発する姿が伝わる作品ですね。


山本 洋子(三条市)「えんがわで花火」

山本 洋子(三条市)「えんがわで花火」

鯛車と燈籠を手前にたくさん入れて捉えた構図が良い作品。左上の鯛と凧が画面を強調してますが子供さんや人影が見えると良かった。

■ファミリー賞

  • 五十嵐秀雄(三条市)「主役は俺だぜ!」
  • 池神政司(三条市)「大輪の華」
  • 植木元(柏崎市)「これぞ三条夏神輿」
  • 内山亨(三条市)「踊りの揺れが気持ちいい〜」
  • 桑原晃(三条市)「イカとパレード」
  • 高橋徹哉(三条市)「夏の競演」
  • 高橋司(三条市)「共演」
  • 中江美保(東京都)「真夏の花火」
  • 梨本清一(三条市)「活力ある街の彩り」
  • 渡辺豊(見附市)「最高!!」

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