10月1日の消費税増税で飲食店への足が遠のかないようにと、新潟県三条市内で飲食店3店舗を運営する株式会社関哲(関本秀次郎社長)は、10月からグループ3店舗で「増税に屈しない」とうたうサービスを展開する。
グループ店は「酒場カンテツ」(本町2)、「らーめん関哲」(西本成寺1)、「中華そば哲ちゃん」(福島新田)。酒場カンテツは、客の多い毎週木曜を「屈しないDAY」として瓶ビール以外のドリンクを全品半額にし、家飲みと変わらない価格設定でサービスする。さらに木曜限定で秋田県の稲庭うどんの製麺所が手作りする稲庭中華麺を使ったしょうゆラーメン(800円)を提供する。
らーめん関哲は価格は据え置きし、毎週金曜は塩ラーメンに限り税込み通常650円を500円で提供。初めての試みで、焼売弁当も500円で販売する。中華そば哲ちゃんは、ラーメンの料金を据え置きしながらトッピングに新たにホウレンソウとと焼きのりを追加。外仕事の人がランチで利用することが多いので、午後からばりばり仕事をしてもらおうと、カレーやライスのご飯の量を約2倍に増やしてがっつり食べてもらうという趣向だ。
消費税増税とともに逆にお得感が増す内容。三条市の繁華街「本寺小路」のにぎわいは薄れる一方で、「町へ出て外食するきっかけになれば」、ほかにも「ワンコインなら気軽に食べられる」、「働くおっちゃんを応援したい」と消費税増税もピンチはチャンスとポジティブにとらえている。