10月3日から6日まで新潟県の燕三条地域で開かれる工場などを開放するイベント「燕三条 工場の祭典」にあわせて、作業工具やネイルニッパーを製造する株式会社マルト長谷川工作所(長谷川直哉社長・三条市土場)は1日、ショップ&ショールーム「マルト・パドック」をオープンした。
同社に隣接した約500平方メートルの空き工場を取得し、外構工事も含め約1億5千万円を投じてリニューアルした。ショップとショールームのほかに会議室も備える。
工具のブランド「KEIBA」300点とネイルニッパーをはじめ理美容品ブランド「MARUTO」20点のすべての同社アイテムを販売しているほか、壁面も使って製品を展示したり、手にとって使い心地や品質を体験できる試用品も用意した。
玄関を入って正面の壁にはニッパーやペンチの抜き型を並べて装飾し、トイレのドアノブにはペンチを使う遊び心も。また、会議室はいす席で約50人を収容できる。
土日曜と祝日を除く平日の午前10時から午後3時半まで営業する。工場の祭典の期間中は日曜の6日だけ休み、土曜の5日は営業する。
長谷川社長は「お客さんの使い方を聞くことが商品開発のアイデアになる。道具の使い方を試してもらえるのも大きい。品質の見える化につながる」とさまざまなメリットに期待。「これからどういうコンテンツを入れていけるか。いずれ飲食やマルシェ的なこともできれば。起案地域貢献できることであればここを使ってほしい」とも話している。