10月3日から6日まで新潟県燕三条地域で開かれているオープンファクトリーイベント「燕三条 工場の祭典」より1日に遅れて4日、三条市の三条ものづくり学校で「産地の祭典」がスタート。ことしは全国各地で開催されているオープンファクトリーを基軸としたイベントが集結して6日まで開かれている。
産地の祭典は2017年から工場の祭典に会期をあわせて、全国の産地が集まる展示会とマーケットイベントとして三条ものづくり学校を会場に開いている。ことしは全国8つのオープンファクトリーイベントが出展した。
出展しているのは、「大正・港オープンファクトリー」(大阪府大阪市大正区)、「おおたオープンファクトリー」(東京都大田区)、「スミファ -すみだファクトリーめぐり-」(東京都墨田区)、「NODATE」(福島県会津若松市)、「瑞浪オープンファクトリー」(岐阜県瑞浪市)、「関の工場参観日」(岐阜県関市)、「ハタオリマチフェスティバル」(山梨県富士吉田市)、「DESIGN WEEK KYOTO」(京都府京都市等)。
レジンのキーホルダーづくり、ハンドルカバーづくり、漆体験、コースターづくり、シャインカービング体験などワークショップもたくさん用意している。
燕三条のメーカーやブランドも出展。三条市から紙製品などを販売する「プログラフ」、キッチンツールを販売する「プリンス工業」、六角凧を製造販売する「須藤凧店」、アウトドア・レジャー用品販売の「キャプテンスタッグ」、燕市から鋳物鍋ブランドの「L’hirondelle(リロンデル)」、ヒンメリ作成用キットの販売の「METEORI」、プロダクトデザイナー秋田道夫氏とともに立ち上げた「タケダデザインプロジェクト」、長岡市の書籍や雑貨を販売する「移動本屋BookKnock」が並ぶ。
さらに6日午後1時半から産地の祭典トークショー「道具の使い手×作り手〜宮大工と鑿(のみ)鍛冶〜」を開催。産地の祭典に出店する「DESIGN WEEK KYOTO」から匠弘堂の宮大工の二代目棟梁の有馬茂さん、大工道具の産地の燕三条から鑿を中心に製作する鑿鍛冶田齋の二代目の田齋道生さんが登壇し、道具の使い手、作り手の視点からそれぞれの思いや製作秘話、未来について語る。事前予約不要で参加費無料。
職人と工場を追い続けるカメラマンによる、燕三条初の写真展「工場の写祭 -ハレとケ-」を同時開催している。工場の祭典を撮り続ける神宮巨樹さんと古平和弘さんの2人のカメラマンの写真をスクリーンのような大きなサイズにプリントして展示している。
スペシャルコンテンツとして、2001年にスイスで誕生した打楽器「ハンドパン」の奏者で三条市の地域おこし協力隊の久保田リョウヘイさんが5、6日の2日間、いずれも午後3時から無料のハンドパンライブを行う。
産地の祭典に関する問い合わせは三条ものづくり学校(電話:0256-34-6700、メール:sanjo@r-school.net)へ。