10月5日、初めて知る燕三条ゆかりの3種類のクッキーとたまたま出会った。「鍛造クッキー」、「つばさんクッキー」、「三条技能創造大学(仮称)クッキー」だ。
「鍛造クッキー」と「つばさんクッキー」は、三条市・マルト長谷川工作所で開かれたミニ四駆イベントの会場で販売していた。注目は鍛造クッキー。マルト長谷川工作所が和洋菓子製造の三条市・ヤマトヤに製造を委託したオリジナルクッキーだ。
ペンチやニッパーの抜き型の形状をクッキーで再現した。長さ15センチほどで1箱8枚入り税込み900円。3日から6日まで開かれている「燕三条 工場の祭典」にはまとまった数の製造が間に合わずイベントだけでの販売になったが、10月1日オープンしたばかりのショップ&ショールーム「マルト・パドック」で近く販売開始する。
抜き型をデザインしたクッキーは世界初かも。一般の人はこのクッキーを見ても元ネタがわからないだろうが、マルト・パドックのエントランスの壁の装飾に抜き型が使われており、マルト・パドックを訪ねれば「なるほど」となるはずで、価格も手ごろで土産に喜ばれそうだ。
「つばさんクッキー」は、燕三条製のクッキー型で作った表にハンマー、スパナ、ペンチをデザインしたクッキーで、1袋3枚入り税込み500円。燕三条デザイン研究会が企画し、三条市・佐久間食品が製造する。ネットで調べると昨年にニイガタIDSデザインコンペティションで新潟日報社賞を受賞していた。道の駅「燕三条地場産センター」で販売しているという話やパッケージが新しいのではといった話を聞いたが確認はしていない。
そしてもうひとつ、三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」で、三条市が開設した三条技能創造大学(仮称)出張ブースを訪れた人にプレゼントしていた。小さなクッキーの表に「三条技能創造大学(仮称)開学準備中」の文字と大学の建物の全景のイラストがプリントされている。
色が薄いうえに線が細いからか、文字がかなり読みにくいが、改良すると言う。14日に開かれる三条マルシェにも出張ブースを開設するので、そこでは改良版をプレゼントすると話していた。