大型で非常に強い台風19号の接近に伴って気象庁は10月12日、静岡、神奈川、東京、埼玉、群馬、山梨、長野の7都県に大雨特別警報を発表したのに続き、新たに新潟県を含む茨城、栃木、福島、宮城にも発表し、計12都県に拡大した。新潟県に大雨特別警報が発表されたのは初めて。県内で大雨特別警報が発表されたのは、上越市、妙高市、糸魚川市。
特別警報が発表された市町村では、これまでに経験したことのないような大雨となっている。とくに土砂災害警戒区域や浸水想定区域などでは、土砂崩れや浸水による何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、直ちに命を守るために最善を尽くす必要のある警戒レベル5に相当する状況。
今後、ほかの市町村にも大雨特別警報を発表する可能性がある。台風の接近とともに今後さらに風雨が強まる。自分の命、大切な人の命を守るため、特別警報の発表を待つことなく、地元市町村からすでに発令されている避難勧告等(警戒レベル4)に直ちに従い緊急に避難するよう呼びかけている。