台風19号の影響で水道が断水になった福島県相馬市に13日、三条市のとりまとめで加茂市、見附市、燕・弥彦総合事務組合の4者が給水車1台ずつを派遣した。
相馬市では、台風19号の影響で水道水を取水している真野ダムからの導水管が破損し、西山地区の導水管が流失し、市内全域が断水となった。2、3日すれば公益社団法人全国建築物飲料水管理協会からの支援が期待できるが、たった今、必要な水道水がないという連絡が13日朝、三条市に入った。
これを受けて三条市は隣接する自治体に給水車の手配が可能か照会し、4者が緊急派遣を決めた。三条市、加茂市、燕・弥彦総合事務組合の3者はいったん加茂市役所に集合して出発式を行い、藤田明美加茂市長が派遣職員を激励した。
各給水車は水道水を積載して相馬市へ向かった。水道水が空になったら相馬市に近い浄水場で給水し、相馬市へピストン輸送する。また、三条市はこのほかに500mlの飲料水24本入り257ケースも支援物資として相馬市へ送った。