新潟県三条市が拠点の若手経営者や次期経営者を中心とした異業種交流団体「三条エコノミークラブ」(古寺健太郎会長・会員92人)は10月17日、三条市旭町2、ジオ・ワールドビップで公開例会を開き、元プロ野球選手の森本稀哲(もりもと ひちょり)さんの講演を約700人が聴き入った。
年に1度、著名人を講師に会員外も聴講できる公開例会を開いている。講師の森本さんは1981年生まれで東京都出身。高校野球の名門、帝京高校の主将として甲子園に出場し、99年にドラフト4位で日本ハムファイターズに入団した。2006年に1番左翼手として活躍し、チームを日本一へ導いた。
その後、横浜DeNAベイスターズ、埼玉西武ライオンズで活躍し、15年に引退して17年間のプロ野球人生を終えた。現在は野球解説者やタレントとしてテレビやラジオの出演のほか、講演活動も行い、来場者に元気、勇気、感動を与える場を提供している。
選手時代、ファンサービスのパフォーマンスも人気を集めた。この日は縦ストライプのスリーピースのダークスーツにピンク系のネクタイ、胸にポケットチーフを入れてとダンディーなファッションで登壇した。
引退して4年になり、来場者はほとんどが森本さんの現役時代を知る男性だった。森本さんはプロ時代に通算904安打を放ち、名球会入りの2,000 本には遠く届かないが、「そこを野球以外でカバーした野球選手だった」と自己紹介。新潟での遠征の思い出から野球人生を語った。