にいがた災害ボランティアネットワーク(李仁鉄理事長・新潟県三条市元町)は10月17、18日の2日間、台風19号の水害の被災地へ発送するボランティア資機材の積み込み作業を行っている。
にいがた災害ボランティアネットワークは、2004年の7.13水害で三条市の災害復旧のボランティアが使い終わった資機材を保管し、全国各地で大きな被害が出る災害が発生するたびに被災地を届けている。
資機材はそれまで市内の会社の倉庫を借りて保管していたが、にいがた災害ボランティアネットワーク事務所に格納スペースが確保できたため、昨年12月に移動させた。資機材の発送は昨年5月に大雨被害を受けた秋田県へ発送して以来となった。
17日は福島県郡山市・相馬市行き、18日は栃木県佐野市行きの資機材を三条市と「災害時における物資の輸送に関する協定」を結ぶ三条市のマルソー株式会社が用意した積み込む。
17日はボランティアも参加して約40人で積み込み作業を行い、資機材全体の4割の一輪車、スコップ、バケツ、デッキブラシなどをトラックに積み込んだ。
作業は三条市社会福祉協議会、燕三条青年会議所、三条商工会議所青年部、さらに長岡市の中越市民防災安全大学を受講した有志でつくる中越市民防災安全士会、宗教法人のボランティア団体、大学生などが参加して午後1時半から行い、1時間ほどでほぼ作業を終わった。18日も午後1時半集合で同様に積み込み作業を行う。