新潟県燕市の第14回燕市美術展覧会(市展)が10月18日から22日までの5日間、燕市吉田産業会館で開かれている応募の少なかった洋画部門で初めて最高賞の市展賞が該当なしとなる残念な一面もあったが、応募作品は昨年の129点より19点多い148点で、昨年を上回る規模になっている。
応募の内訳は5つの部門ごとに日本画23、洋画12、工芸・彫刻46、書道31、写真36。審査で部門ごとに市展賞とそれに次ぐ新潟日報美術振興賞を1点ずつ、奨励賞何点かを決めるところだったが、応募の少なかった洋画は燕市展始まって以来の該当なし。新潟日報美術振興賞は20点以上の審査が対象なので、自動的に該当なしとなった。
展示作品は、応募148点のうち入賞、入選した139点と審査員作品5点、燕市美術協会作品72点の計216点。昨年の196点を上回った。洋画の応募は昨年の22点から12点と半分近く減ったが、一方で工芸・彫刻は昨年の23点から43点と2倍近くに増えた。
応募作品は減少が続いて低調。なんとか歯止めをかけようと、開場時間を昨年まで午前9時から午後6時までとしていたが、ことしは午後8時まで(最終日は午後5時まで)に延長した。また、これまで会期を金曜から月曜までの4日間としたが、ことしは火曜の10月22日が即位礼正殿の儀が行われるためことしに限って「国民の祝日」となるため、1日延長して22日までの5日間とした。
日曜の20日は午後1時から3時半まで県立吉田高校茶道部が来場者を対象に抹茶のもてなしを行い、先着約200人に無料でふるまう。この夏の子ども写生会「水道の塔を描こう」の作品展も同時開催されている。図録を100円で販売している。土、日曜の19、20日は部門ごとに審査員による作品解説会を開く。作品解説会の日程は次の通り。
■19日
■20日