台風19号の影響による断水などで約10日間も水道水が使えなかった福島県相馬市へ10月13日から給水車を派遣していた三条市、加茂市、見附市、燕・弥彦総合事務組合の4者は22日、現地で解散式を行って活動を終えた。
13日朝に相馬市から断水で水道水がないという連絡を受けた三条市のとりまとめで、4者合同で給水車を緊急派遣することを決め、この日の昼には加茂市役所で出発式を行い、各者の給水車1台ずつが現地へ向かった。
翌14日から給水活動を行い、断水は徐々に解消したが、21日午後7時に水質の安全が確認されるのを待って相馬市は水道水の安全を宣言。翌22日、4者で解散式を行って任務を終えた。
4者のうちの燕・弥彦によると、当初は相馬市内10カ所に給水ポイントがあり、その後9カ所になった。給水車で隣接する南相馬市の浄水場で注水し、相馬市へ戻って市民に給水する形。浄水場との往復に1時間から1時間半ほどかかり、午前と午後、1カ所ずつで給水活動を行った。職員2人で活動し、途中で後発の2人と交代した。
給水量は3人家族で10リットルが目安。活動初日は「体育の日」で休日だったため、給水の順番を待つ長い行列ができたたが、その後は朝いちばんだけ行列ができるくらいだったと言う。