11月3日から5日までの3日間、新潟県三条市本町3、丸井今井邸で越後三条文化祭「三条屏風祭り」が開かれている。
三条市で開かれる三条祭りはかつて「屏風まつり」と呼ばれ、大名行列が通る大通り家々は通りから見える場所に屏風を飾り、客をもてなした。
それにちなんで、三条祭りにあわせて市内中心地の公共施設などに屏風を展示する屏風まつりが開かれたことがあるが、今回はそれとは別に「第34回国民 文化祭・にいがた2019」と「第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」の一環で特別に企画した。
丸井今井邸に三条文人の書画を展示。三条市名誉市民の漢学者諸橋轍次(1883-1982)の祖父にあたる華暁とも名乗った巻梧石(1813-78)の六曲一双屏風2点、帰山雲崖(1830-1903)の二ツ折屏風3点とついたて1点、その孫の帰山阡蒼(1899-1978)の二曲一双屏風1点を展示している。
展示作品は個人所有で、多くはこまで一般に公開されてこなかった秀逸な作品ばかり。それぞれの三条文人が極めた境地を鑑賞できる貴重な機会になっている。毎日午前10時から午後4時まで、入場無料。