11月2日に新潟県燕市の吉田産業会館で開かれたスマート農業フォーラム「これからの農業について、みんなで語り合おう」で、2018年秋に燕市でロケが行われたTBS日曜劇場「下町ロケット」で野木教授を演じた俳優の森崎博之さんが当時と同じステージに立った。
第1部は北海道大学大学院農学研究院副研究院長で教授の野口伸教教授を講師に「スマート農業の現状と今後の展望」をテーマに基調講演のあと、第2部は「スマートなミライのアグリを考える」をテーマに農業関係者や鈴木力燕市長をまじえてトークセッションが行われた。
森崎博之さんが演じた野木教授は、ドラマのなかでスマート農業について講演を行ったが、その撮影が行われたのが、この日の会場の吉田産業会館。森崎さんは再び野木教授を演じているかのようにスーツを着て登場した。
森崎さんは大泉洋さんや安田顕さんら5人でつくる北海道が拠点の演劇ユニット「TEAM NACS(チーム・ナックス)」のリーダー。きまじめな野木教授とは対照的に大きな身振り手振りで会場をわかせた。
約300人が来場したが、半分は森崎ファンと思われる若い世代だった。会場に設置した「下町ロケット」PRの巨大看板の写真を撮り、森崎さんも間近に見られて大満足だった。