紅葉の名所、新潟県弥彦村の弥彦公園は午後から青空が広がった日曜の11月10日、この秋いちばんと思われる人出で周辺道路が大渋滞し、夜になっても紅葉のライトアップの見物客で日中のようなにぎわいが続いた。
弥彦公園はもみじ谷の観月橋を中心にモミジの紅葉が楽しめる。ことしは夏の記録的な猛暑や台風による塩害による影響などとも言われるが、紅葉の色のさえは今ひとつ。それでも10日は紅葉もほぼピークを迎え、紅葉狩りの観光客がどっと詰めかけた。
弥彦公園そばの「ヤホール」と「おもてなし広場」には飲食やハンドメードの店が並んだが、朝早くから渋滞し、出店者も渋滞にはまって遅刻する事態に。200メートル進むのに30分もかかることもあり、弥彦駅を発着する電車も満員電車のような乗車率の高さだった。
日中は観光客の1割以上が中国語を話していると思うほど外国人が多かった。夕方に向かってしだいに観光客が減ったが、今度は夜のライトアップ目当ての観光客が増えて減少がぴたりと止まった。ただ、日中に比べて若い人やカップルが増えた。
葉の色の鮮やかさが物足りないのもライトの光が当たれば輝くように色が映える。闇の中に浮かび上がる紅葉の美しさに「すごいきれい!」、「真っ赤っか!」と思わず声を上げて感動していた。ライトアップは11月24日まで、午後9時半消灯。