日本人ボクサーとして初めて米ニューヨークのボクシングの聖地、マジソンスクエアガーデンのリングに立った新潟県加茂市出身のプロボクサー、高橋竜平選手(29)が11月20月、加茂市の藤田明美市長を表敬訪問した。
高橋選手は加茂暁星高時代に加茂市内のボクシングジムでボクシングを始め、進学した東洋大でもボクシング部に入部。今は神奈川県横浜市に住み、横浜光ボクシングジムに所属する。
2012年にプロデビューし、ことし1月18日に行われたIBF(国際ボクシング連目見)スーパーバンタム級タイトルマッチで惜しくも敗れたものの、日本人ボクサーで初めてマジソンスクエアガーデンのリングに立った。
引退もあり得る状況だったが、6月11日に後楽園ホールで韓国のイム・ジヌク選手と対戦し、5回終了TKO勝で再起を飾った。続く11月2日に後楽園ホールで行われたインドネシアのジョン・バサンと対戦して5回でTKO勝ちした。
1月の世界戦後にも小池清彦前加茂市長を表敬訪問しているが、5月に藤田市長の就任後は初めての加茂市長表敬。笑顔を絶やさず柔らかな口調で話す高橋選手に藤田市長は「新聞の写真で見るのとは全然、違うんですね」と話すと、高橋選手は「本当にボクシングを遣ってるの?とよく言われます」と笑った。
高橋選手は母校の加茂暁星高校に依頼されて学校で生徒に対する講演も行っており、「なにかできることがあれば声をかけてもらえれば」。藤田市長は「加茂市も全面的に応援するので頑張ってください」と活躍に期待した。