新潟県燕市の公益社団法人燕市シルバー人材センター(西郡饒理事長・会員約520人)は11月20日、燕市吉田産業会館で会員によるファッションショー「第2回ツバコレ」を開き、30人の会員がモデルとなって約170人の観衆の前でファッショを披露した。
「パリコレ」ならぬツバメコレクションというわけで「ツバコレ」。協賛してくれた新潟中央ヤクルト販売による「インフルエンザ予防のお話し」と「頭皮のお話(頭皮マッサージ)」のあと、ファッションショーがスタートした。
モデルは女性が中心で最高齢者は78歳。コーディネートの紹介のMCに続いて音楽にのって2人ずつレッドカーペットのランウェイを歩くと、拍手や歓声があがった。うれし恥ずかしといったようすで照れながらも、ダンスのような軽やかなステップやターンを披露するモデルもいた。
観客とモデルはショーの最中にあいさつを交わしたり、客がモデルの生地にさわって風合いを確かめたりと自由。「カメラ目線だね」、「転ばないでね」、「脱ぐのが早すぎ」と冷やかしたり、モデルも「回りましょうか?」と答えたりで、笑顔があふれていた。このあと「ツバ芸」として日本舞踊、太極拳、ダンスなどの披露も行った。
鹿児島県のシルバー人材センターでファッションショーが行われているのをヒントに昨年、初めて行った。昨年は自前の衣装だったが、ことしは衣装協力してくれる店を探し、燕市吉田旭町1、ファッションハウス「ペペ」が協賛してくれ、メーカーからも協力してもらってほとんどの衣装を用意。当日、会場に衣装を持ち込んでその場でモデルに合わせて衣装を選び、トータルで10万円以上にもなるコーディネートもあり、ぐっとレベルアップした。
自身もモデルとして出演した西郡理事長は「ラグビーの日本代表のように“ワンチーム”ということで職員も会員も一緒になって頑張ってやった。ひとつはずみがつくと前に出ることができる。ことしはウィークデーだったが、来年は土、日曜でも」と早くも来年の構想を膨らませていた。