12月1日(日)、新潟県三条市の三条市体育文化会館で開かれる開館記念イベント「開館祭」で、午前11時からマルチホールで三条市の声楽家、永桶康子さん(45)のプロデュースによる開館記念ガラコンサートが3部構成で華やかに行われる。
第1部は合唱、第2部はクラシック、第3部は和太鼓。1時間15分にギュっと凝縮して行う。第1部はオープニング合唱団が「夕焼け小焼け」と「ふるさと」の二部合唱、「大地讃頌」の四部合唱を演奏する。出演者を公募したこの日限りの合唱団で、140人もの大編成で歌い上げる。
第2部は藤原歌劇団所属の永桶さんによるソプラノで「アメージング・グレース」、浅利守弘さんのフルートで「椰子の実」や「ユー・レイズ・ミー・アップ」、三好優美子さんのピアノでベートーベンのピアノ・ソナタ「月光」全章を披露する。
浅利守弘さんは国立音大卒。東京オペラシティや津田ホールなどでソロリサイタルを開いている。三好優美子さん京都市立芸大卒、国立音大大学院ピアノ専攻を首席で卒業。クロイツァー賞やNTTドコモ奨学金を受賞。マルチホームに導入されたヤマハのピアノの最高峰、コンサートグランドピアノ「CFX」の音色をたっぷりと聴かせる。
第3部は三條太鼓三小相承会が出演する。三小相承会は旧三条小学校のふるさと運動クラブのOBが中心となって発足した和太鼓集団。約40年前の原点に戻って10人余りのメンバーで総打ちを披露する。
11月23日はマルチホールでオープニング合唱団が2回目の最後の練習を行った。100人余りの出演者が参加し、永桶さんは全身を使って曲の表現を出演者に伝えた。永桶さんは「皆さんが心をひとつにして歌ってくれている。世代や地域を越えて施設の完成を祝うコンサートにしたい」と言い、一緒に祝ってくれる市民の来場を待っている。