11月11日から17日までの「税を考える週間」行事の一環で新潟県三条市の三条税務署(長谷川浩通署長)と三南地区納税貯蓄組合連合会(関根年朝秋会長)は11月28日、中学生を1日税務署長に任命して税務署の仕事を体験してもらった。
中学生による三条税務署の1日税務署長は2年目。53回目になった今年度の国税庁主催「税についての作文」で「未来へのかけ橋」と題した作品で三条税務署長賞を受賞した三条第一中3年雨宮舞羽さんが1日署長を務めた。
署員20人余りが集まって委嘱状交付式を行い、長谷川署長から雨宮さんに委嘱状、名刺、たすきを交付した。雨宮さんは署長訓示として、作文を朗読。昔は税金に悪いイメージしかなかったが、2004年に三条市が大きな被害に見舞われた7.13水害の復興をはじめ、税金によって道路や橋が作られていることを学び、今を生きている人が幸せな未来を送られるよう、未来へのかけ橋として税金を納めていきたいと思う」と発表した。
雨宮さんは署内を見学し、文書に決済の押印をする事務作業も体験。「税金はさまざまな国や地域に貢献して、災害復興にも貢献しているのがわかって納めることが大切と思った」と話した。