12月1日(日)に行われる三条市体育文化会館の開館記念イベント「開館祭」で、新潟刀剣女子会(藤田茉祐代表)は三条市にちなんだ平安時代の刀工、三条近村(さんじょうちかむら)の太刀など刀剣十数振りを展示する。
近村は京都の三条に住んだ平安時代の刀工、三条宗近(さんじょうむねちか)の弟子。宗近が作った太刀「三日月宗近」は国宝で、刀剣を擬人化したゲーム「刀剣乱舞」で人気の刀剣男子。同じく宗近の弟子の有成(ありなり)が作った太刀「石切丸(いしきりまる)」は日本の重要美術品に認定され、こちらも「刀剣乱舞」で人気だ。
ほかにも鎌倉時代の刀工、来国光(らいくにみつ)の伝とされる太刀、加州清光のやりをはじめ、打刀、脇差し、短刀などを展示する。
新潟刀剣女子会はことし4月に三条市で刀剣女子鑑刀会を開いたのをきっかけに、燕三条の刀剣女子を中心に発足した。今回は県内ではめったに見ることのできない名刀が並ぶので、広く刀剣女子の来場を呼びかけている。