新潟県立吉田高校(小竹聖一校長・燕市吉田東町)2年1組の生徒が文化祭「吉高祭」に向けて製作した段ボール製の首里城を燕市役所に展示し、募金箱を設置したところ19万0050円の善意が寄せられ、文化祭での募金に寄せられた1万1989円と合わせて20万2039円を12月2日、首里城復興支援のために寄付した。
寄付は2日、沖縄県首里城復旧・復興支援募金活動事務局の口座に振り込んだ。市役所に置いた募金箱には封筒が2つ入っていた。ひとつは母の遺産の一部として匿名で10万円が入っていた。もうひとつは小千谷市から“伊達直人”の名前で千円が入っていた。
2年1組の生徒は、12月3日から6日までの3泊4日で沖縄へ修学旅行に出かける事前学習として沖縄を象徴する首里城をを段ボールで製作。11月2日の文化祭で展示したが、その2日前に首里城が焼失した。
首里城の再建の役に立てたらと文化祭では募金箱も設置した。見事な出来栄えの段ボール首里城は評判を呼び、文化祭を終わってすぐに廃棄するのはもったいないと、11月13日から燕市役所1階のエントランスホールに移設し、会計課の窓口に募金箱を設置した。
修学旅行初日の12月3日午後4時15分に2年生1組の生徒8人と教諭2人が沖縄県庁を訪れ、観光振興課で担当者に目録を手渡す。