新潟県三条市本町2、真宗大谷派三条別院(森田成美輪番・新潟県 三条市本町2)で12月8日、毎年恒例のすす払いが行われ、1年のほこりや汚れを掃除して新年を迎える準備をした。
御煤払(おすすはら)い奉仕団に門徒に参加を呼びかけて毎年、行っている。ことしも三条別院に前泊した新潟市南区を中心とした十八組の寺の門徒をはじめ三条教区の門徒や僧りょら30人近くが参加した。
午前9時から本堂で開会式を行い、森田輪番と前寺の浄円寺住職が本尊と宗祖親鸞の御影の煤払いの儀を行ってから本堂、後堂廊下、旧御堂、書院とがらんの清掃を進めた。
本堂は天井が高く、脚立にのぼって長さ3メートルもあるほうきを使ってはえりの上に乗ったほこりまで払った。内陣では本尊を安置する金箔(きんぱく)で輝く須弥壇(しゅみだん)には僧りょがあって羽ぼうきを使って慎重にほこりを払った。
午前9時の三条の気温は4.4度と冷え込んだが、「ひざの上まで雪が積もって境内を歩いて来るのも大変だったこともある」と話す人もいて、このていどの寒さは苦にならない。マスクをつけて黙々と掃除に精を出していた。昼前に掃除を終わり、お勤めを行って終わった。