新潟県新潟市西蒲区の巻ふれあい福祉センターで12月8日、ことしで31回目となった障害をもつ人たちの詞に曲をつけて発表するコンサート「すまいるコンサート」が開かれ、新作6曲を含む11曲が演奏された。
旧巻町に住む障害のある人が同様にハンディキャップをつ人たちの詩に曲をつけて発表する全国規模のコンサート「わたぼうし音楽祭」で入選したのをきっかけに地元でも同じようなコンサートができないかと、巻町社会福祉協議会主催のクリスマスパーティーを引き継ぐ形で1989年にすまいるコンサートが始まった。
障害者や福祉関係の団体で実行委員会を構成して毎年12月に開き、詩を募集して地元のアマチュアミュージシャンが曲をつけて演奏。今では事前に新作のレコーディングも行ってCDも発売している。
内山勘栄実行委員長のあいさつで始まり、巻地区や燕市、上越市などに住む障害をもつ6人が詞をつくった新作6曲のあと、過去作5曲をステージで演奏した。約100人が来場して会場は満席になり、詞に感動して涙をふきながら聴き入る人もいた。