12月11日から20日までの冬の交通事故防止運動の初日11日、新潟県警燕署(根立一成署長)は、飲酒運転根絶を呼びかける手作りマスコットを配布して約30年にもなる公益財団法人燕市交通安全協会(小柳孝礼会長)吉田地区女性部(小林ケイ部長)に根立署長と小柳会長の連名の表彰状を贈って功績にたたえた。
手作りマスコットは1990年ごろに巻交通安全協会米納津地区で始まった。支部だった1990年ごろに始まった。動物のマスコットを作り、吉田地区の公共施設、金融機関、飲食店などに配布している。
燕市交通安全協会に合併して2006年以降は翌年のえとをマスコットしたが、えとが一巡したのでことしのお題はライオン。幅1.5センチの薄茶色の紙バンドを直径約4.5センチになるまで固く巻いてライオンの体にした。
綿で手や鼻、ビーズで目を表現し、王冠、たてがみ、しっぽをつけ、風鈴のように「飲酒運転しないさせない街づくり」とある短冊を下がる。女性部員20人ほどのうち有志が6人が11月に入ってから週1回、午後7時から9時まで集まって約220個を作った。マスコットはこの日から燕署員も同行して訪問して届けている。
女性部長の小林ケイさん(73)は「飲酒運転がゼロになるといいですね。飲んだら乗らないようにお店の人にもお願いします」と言い、根立署長は「事故防止はアイデア勝負で、どれだけインパクトを与えられるか。頭の片隅にでも置いてほしい」と感謝し、飲酒運転防止の効果に期待した。
ことしに入ってから12月10日までの飲酒運転事故の発生件数は昨年同期より2件多い3件。死者は昨年に続いてないが、負傷者は昨年より3人多い4人となっている。